農法について

むかし野菜(自然循環農業)について

「持続可能な農業」

「持続可能な農業」

農業は近代になってからは窒素分の多い化学肥料・畜糞肥料などが主体となり、むかしからの草木堆肥は使われなくなってきた。
このことにより、「野菜は肥料で育てる」と言うことが当たり前のようになっています。
高窒素肥料栽培に偏った現代農業では、有機無機栽培を問わず、土はごわごわとなり、小動物・小虫・微生物・菌類・ウイルスなどの生物相が壊され、彼らによって保たれてきた豊かな土壌は農地からは失われていきます。
「当農園は肥料を使いません。数年がかりで草木堆肥により土を育てます」
生産量を増やし、見てくれや形にばかりとらわれていくと、結果として生命が育たない不毛の大地となってしまいます。
私たちは土を育て、そこから自然の恵みをいただく自然循環農業を目指しております。

むかし野菜(自然循環農業)について

当園は露地栽培しか行いません。「自然に順なれ!」と化学物質などを畑に持ち込むことを嫌っております。
露地栽培で育つ野菜達は常に自然の厳しさに晒されます。
近時のように激しい気候変動に如何に折り合いをつけていくか、未だに分からないことの方が多いのです。
野菜を途切れさせてはいけない、お客様に楽しんでいただきたいと試行錯誤を繰り返している内に、畑では常に数十種類の旬菜が育ち、年間百数十種類の野菜を育てるようになりました。
野菜は何かの役割を持ってこの世に生まれてきております。
厳しい自然の中で育つ野菜だからこそ、旬菜と言われているのです。
当園では、「食育」を大きなテーマとして掲げており、定期購入のお客様の健康を守っているとの自負心は強いのです。
どうか畑で採れた旬菜を好き嫌い無く食べてやってください。

「自然との共生」ー化学物質・食品添加物を嫌って自然体に戻そうー

自然界の微生物・菌類は、互いに競い合い、助け合い、特定の菌だけがはびこることもなく、自然を浄化し、真に不思議なほど、自然界のバランスを保ってくれる。
畑に微生物・菌類などの餌となる草木などの有機物を施肥し、微生物と菌類によって、畑を耕してきた農業が日本人の自然循環農業なのです。
やれ!滅菌・除菌・抗菌などと称して、自分の身辺の菌を殺し続けても、「菌」の生命力に適うはずも無い。人の体には、腸内細菌も含めて無数の菌が棲んでいる。
もし、無菌状態にすれば、そこに悪性菌がひとつでも入り込めば、敵は居ないため、一瞬のうちに蔓延する。
このコロナ時代、手洗い・うがいなどの防御は必要ですが、むしろ、菌との距離を置くのではなく、菌との共生、即ち、自然浄化の仕組みの中に身を置くことに慣れた方が、自然体なのです。
化学物質・添加物にまみれていない「健全な食生活」をおくっている人は、元々自然治癒能力を持っております。
自然体の人が持つ免疫細胞は体内に入ってきたウイルスや化学物質などの異物を嫌い、撃退してくれます。
人間も多種多様な菌類や微生物から進化した地球上のひとつの「生命体」に過ぎない。自然界では生きているのでは無く、生かされているのです。

「自然との共生」ー化学物質・食品添加物を嫌って自然体に戻そうー

この子達は畑で育ちました。
良性悪性は問わず菌類の中で遊んでいたため、激しい嘔吐下痢はしません。
自然の中で育ち、何事にも興味を示し、むかしの子ども達のように目はまん丸です。
農園主も20年間は歯医者以外には行ったことがありません。菌類や野菜達のおかげです。

木屑・葉っぱと草が草木堆肥の原料

木屑・葉っぱと草が草木堆肥の原料

木は地中深く根を張ります。
地殻には豊富なミネラル分がいっぱいです。
その様々なミネラル分を吸収した枝や葉っぱを破砕機で破砕し、畑で刈り取った草と混ぜ合わせて発酵させて草木堆肥を作ります。
また、葉っぱには様々な菌類・微生物が棲んでおり、土中菌と合わせて堆肥には計測不能な雑多な菌類が投入され、圃場には自然循環の浄化機能が働いているのです。

野菜を作る前に草木堆肥の原料作りから始めます。
中型破砕機で枝を破砕し、葉っぱは小枝と分け、破砕屑と葉っぱを堆肥の原料とします。
大枝や小枝は焼き灰にし、畑に撒きます。
草木堆肥と焼き灰に含まれたミネラル分を常に圃場に補給し続けているのです。
花咲かじいさんの「枯れ木に花を咲かせましょう」というのは実話かもしれませんね!
ちなみに10日に1回は破砕作業と草木堆肥作りを行っております。

「草木堆肥は栄養価が豊富」ー絶え間ない土作りの歴史ー

草木堆肥は窒素分が低く肥料効果は少ない。確かに窒素成分は野菜の成長を促します。
美味しい野菜には窒素を含めたカリ・燐酸・10種類以上のミネラル分のバランスの良い土壌が必要なのです。
ただ、近時の農業は窒素肥料に偏りすぎており、ミネラル分が持ち出され続け、慢性的なミネラル不足になっています。
低窒素の草木堆肥を数年がかりで施肥し続けた土壌は栄養価のバランスが良く、その土壌を健全に保ち続けているのが微生物や菌類なのです。
日本の先人達は草木堆肥を使って、何代にも亘って土を育て続けてきました。
この農法は日本の大きな遺産なのです。
私たちはその遺産を未来へと繋いでいこうと考えております。

木屑・葉っぱと草が草木堆肥の原料
木屑・葉っぱと草が草木堆肥の原料