2023/11/04
世界一危ない日本の食―消費者の無知・無関心は最大の罪悪
食品添加物の種類は日本が3,850以上、アメリカでも1,800種類程度、欧州では850種類だったと思います。
何故日本は食品添加物大国になったのでしょう。
それは日本が大量生産・大量流通社会になったこともあり、国民の健康を守るという名目で「加工食品は全て製造者の責任と見なす」
とするPL法が、今から20年前に制定されたことから始まりました。
食品加工業者は食品の製造から流通・管理までの全てにおいて責任を取らされては堪りませんので、
様々な食品添加物を使うようになっていきました。
かって、宅配運賃の大幅値上げの際、当農園では農産物の定期購入をしているお客様に送料負担を実質軽減させるため、
無添加な魚の干物を野菜箱に同封しようと考え、健全な干物を探し大分県の海産物加工業者を訪ねて回りました。
処が、どの業者に当たっても添加物を加えていない干物はありませんでした。
驚いたことに干物は保冷では無く、冷凍食品になっており、添加物まみれの商品になっていました。
その中で、ようやく一軒、添加物を加え無くて出荷して頂ける加工所を見つけました。
苦労して探し回った魚の干物はすでに5年以上皆様へお届けしています。
ただ、最近、異常気象の影響を承けて干物用の魚が近海で採れなくなってきています。
東大の教授は個別に食品添加物の使用基準を定め、この程度では何ら人体に影響を及ぼしませんと言うレベルまでを分析し、
許可を下ろしているのですから、問題はありませんと言っています。ただ、その末尾にこのように補記しています。
もし、日本にこのような食品添加物が無かったなら日本の流通は成り立ちませんと書いております。本音が出てしまったと言う処でしょうか。
この教授も国の委託から逃れられず、危ないと思っていても添加物の使用基準を表わすしか無かったのでしょう。
味噌作り
自然農米から麹を作り、自然栽培で取れた大豆を蒸し、海の塩を混ぜて味噌の仕込みをしている処。
無添加醸造味噌はどこかにあるでしょうが、原料全てが自然栽培の味噌を作っているのはこの農園だけでしょう。
私はその商品添加物の安全な使用基準に対して常々疑問に思っていました。もし、毎日、数種の食品加工品を食べ続けたとしたら、
それは人体には影響は無いのだろうか?と・・・皆様はこれをどのように理解しておられますか?
日本は癌などの現代病が世界で最も多い国の一つです。
農産物も含めて加工食品に使われ続けている化学物質の量や種類の多さは世界一なのです。
複合汚染に晒されているのは日本の消費者達です。私たちは国のモルモットではありません。
次項では日本の農産物の化学物質複合汚染の実態を考えて見ます。